2019/04/30 10:45



内野隆文

「雨」

2016年

キャンバスにアクリル

0F



晴れ渡る日も

キャンバスの中には止むことのない雨。


大粒の雨は窓をつたう雫となって、

重なり合い、形を変え、外の景色を歪めます。



(第1回個展 Cafe et Galerie Moineau)



(期間限定展示 RENOVATION BOOK CAFE)



(Takafumi Uchino アトリエ)

剥き出しの梁との相性バツグン。



「絵」や「書」という枠組を超えたこの作品の背景には、

文字に対しても絵を見る時と同じように美意識を持って接すべし、

とする姿勢があります。


雨は、内野にとって数少ないモチーフのひとつ。



湿った空気の匂いや傘の人など

雨に包まれた街の気配は好きだけど、

自分が濡れるのはキライ。


雨音が聴こえるとそっと窓辺へ行き、

街を見下ろすのです。